妖精の家とラクダ
妖精の家とラクダ

 

18.jpg (14434 バイト)
ウチヒサール城跡
(手前の灌木は確かブドウ)

 

◎ハマム(トルコ風呂)へGO!

 その後、奇岩の景色を幾つか見、ウチヒサール城遺跡の土産物屋で、適当に土産も買った。個人的にはミニアチュール(細密画)の描かれたTシャツが気に入っている。勿論絵柄はさっきの陶器屋とは比較する事自体失礼だ。何故かラクダが観光用にいたが、アナトリアとアラビアを勘違いしてないか?

 ホテルに戻る。今日は陶器屋のこともあって御機嫌斜め。洗濯物を確認。大体乾いていたので、ちょっとほっとする。さて、食事まで時間があったので、ハマム(トルコ風呂)に行く。そう、トルコはお風呂で有名なのである。トルコ風呂といっても、「お姉ちゃんがあれこれ濃厚なサービスをしてくれるところではない。」 大いなる誤解だ。ローマ・イスラムの公共浴場の流れを汲む、由緒正しい蒸し風呂である。ホテル付属施設なので、町中のハマムと違うと思うが、一応思い出しながらのレポートである。

 先ず、着替え。当然すっぽんぽんである。腰巻きを貸してくれるけど。シャワーで汗を落としてから、サウナに入る。これが暑いんだ。サウナって好きだけど、なんだかこれは暑いので困る。個人的にはシャワーを浴びる前に入る方が好いのだが、向こうがそうしろと言っているのだから仕方がない。続いて大理石の浴場に案内される。ここも蒸し風呂なのだが、サウナよりよっぽど涼しい。だーっと寝ころべば良かったと、ちょっと後悔している。

 しばらく待っていると頭がアフロヘアーのごつい兄ちゃんがやってくる。指定された場所に座ると、最初に垢擦りだ。よくワイドショーの韓国風垢擦りやガイドブックのハマムの記事を見ているとすごくいたそうなので、当然「痛いんだろうなあ? 」 と思っていたが、あんまり痛くない。観光客向けに優しくしているみたいだ。

 それが終わると、布袋に水と粉石鹸を入れる。何をするのかな? と興味深そうに見ていたら、それを膨らませて袋を押す。すると、袋の隙間から泡が出てきた。それを客の体につけて洗うのである。これが面白くて夫婦共々(ちなみに一緒に入っています・・・ 新婚だしね。)結構気に入った。その後頭からザーッと水で流して、ちょっと休憩。最後にマッサージだ。当然やるのは逞しいおじさんである。旅の疲れで足がぼーっとしていたので、マッサージは、まあよく利くこと。ふくらはぎが痛い痛い。適度に気持ちよくなったところで終わる。さっきと同じ休憩所で、奥さんが終わるのを待つ。後から聞くと、やはり女の人は触れない個所があるみたいで、ちょっと得した気分。それはともかく、夫婦共々満足して夕食に行ったのである。ご飯の感想は昨日と一緒。バイキングなので相変わらず食い過ぎて大変だった。 (^_^;)

 食事時に、さっきのハマムに行った話をする。みんな興味深そうだったが、男の人がマッサージをすることに抵抗があるのか、誰も行かなかったようだ。勿体ない。

 食事の際、ふと見るとオルハンが例の彼女と! ホテルまで一緒たあ、公私混同も甚だしいぞ! オルハン。

 今日はその後、部屋に帰って、「絨毯買っちゃったねえ」 としみじみ思いつつ、とっとと寝た。

 ※ちなみにこの絨毯は、自宅のリビングにひかれている。この上にこたつを置いて、iMacが鎮座する風景はなかなか壮観である。私は毛のちくちく感が肌に合わないので、殆ど奥さんの占領状態。くぅぅぅ・・・


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